・・・ところが、イギリスに渡って紹介してみるとどうでしょう。
おりしもイギリスでは、上流階級の婦人たちの間で、クリケットなど戸外のスポーツが大流行。
動きやすいブルーマー・スタイルは、そのスローガンはともかくスポーツ・ウェアとしてもてはやされることになりました。
当初のブルーマー・スタイルは、ゆったりしたズボンのすそを足首でしぼり、ひざ下ほどの長さのスカートをはいたおとなしいものでした。
しかし以後、女性の体操パンツとして、次第に軽量化していくのです。
日本に「ブルーマー」が普及したのは大正から明治初期にかけてでした。
スポーツの国際大会に女子も多く参加するようになり、ヨーロッパの選手にならったスタイルをとったことが、ブルマーの普及を促したのです。
「ブルマー」と聞いて、若い女の子のピチピチした素足などを連想し、にやけている場合ではありません。
この名は、女性たちがみなふわふわしたドレスを床にひきずっていた時代に、ひとり"ウーマン・リブ"を唱えた勇敢な女性のものなのですから。
19世紀半ば、アメリア・ブルーマー夫人は、男性本意の社会で女性の地位を向上させるには、まずあの非活動的な大きなスカートから、彼女たちを解放しなければ、と考えました。
ちょうどその頃、エリザベス・S・ミラーという人が発表した斬新なズボン・ルックに注目したブルーマー夫人。
早速それを身に着けて、ニューヨークで大々的に婦人解放運動に乗り出したのです。
しかし、それは時期尚早でした。
すべてヨーロッパ風をよしとした当時のアメリカでは、まだエレガントなドレスが最盛期。
ブルーマー夫人の勇気ある行為も、そのスボン姿とともに、男たちに白い目を向けられただけに終わったのです。
信用金庫は主として中小企業者の出資によって設立され、中小企業者相互間の利益の増進を目的とする金融機関です。
営業区域内に居住し、または勤務している人は、だれでも出資をして会員になることができます。
また総会における議決権も出資口数とは関係なく1人1票になっています。
このような運営方法が銀行とは根本的に違うところです。
その業務活動は、普通銀行と同じように当座預金をはじめ、普通、通知、納税準備、割増定期などいろいろな預金業務を会員であるなしにかかわらず行ない、そのほか、会員を対象としてつぎのような各種の貸付も行なっています。
・証書貸付
・借用証書による比較的長期の貸付手形
・貸付手形を振り出して借りる比較的短期の貸付手形
・割引商業手形の割引当座
・貸越当座
・貸越契約にしたがって、当座預金の残高がなくても一定限度までは小切手の支払に応じる貸付
貸付の限度については、銀行ではどうしても大企業に巨額な融資をしたほうが安全でもあり、手間もかからないので、大企業に対する貸付を多く行ないがちです。
しかし、金庫はなるべく多くの会員の便宜をはかるために、それぞれ定款によって貸付限度を定めて、特定の人にかたよった貸付をしないようになっていますので、金利は銀行より少々高く設定されているようですが、中小企業のための有力な金融機関であります。
普通銀行の多くは、中小企業金融特別店となって、国や地方自治体の中小企業に対する各種の貸付の代理業務も行なっています。
国の資金を銀行の窓口を通して貸すような仕組みもできていますから、この利用も考えてみる必要があります。
・・・もちろん、これらの資金は別枠となります。
中小企業向けの金融機関には、前述のように、いろいろなものがあります。
しかし、なんといっても普通銀行の占めるウェイトがずっと高くなっておりますから、中小企業でも頼りになる金融機関の筆頭として、市中銀行を考えなければなりません。
では次に、信用金庫、信用組合について述べていきたいと思います。
信用金庫は信用金庫法という法律によって、また信用協同組合(信用組合)は中小企業等協同組合法によって設けられた、中小企業者や勤労者のための金融機関です。
いずれも出資者、組合員のための金融機関ですが、いざ借り入れるということになりますと、そこは金融機関のことですから、普通銀行と同じように、いろいろの点から判断して貸出を決定します。
そのため、取引面からは、銀行に接するのと同じように、これとの関係を保っていくことが必要であろうと思われます。