人口・社会のコントラスト
日本人は、「平均」が好きな国民である。
国民性の調査をすると過半数の人が自分自身の暮らしを「中の上」と評価する。
ところが、ラテンアメリカでは「平均」、すなわち「中」は限られている。
あるのは「上」と「下」がほとんど。
そのコントラストは大きい。
都会に大邸宅を構え、レジャーはヨーロッパの別荘で過ごす大農場主。
一方、都市域内とその周辺に広がるスラムで、その日の暮らしもままならない人びと。
人口・社会のコントラスト
日本人は、「平均」が好きな国民である。
国民性の調査をすると過半数の人が自分自身の暮らしを「中の上」と評価する。
ところが、ラテンアメリカでは「平均」、すなわち「中」は限られている。
あるのは「上」と「下」がほとんど。
そのコントラストは大きい。
都会に大邸宅を構え、レジャーはヨーロッパの別荘で過ごす大農場主。
一方、都市域内とその周辺に広がるスラムで、その日の暮らしもままならない人びと。
季節が反対になることや時差なども考えると、心理的な距離はもっと遠くなるだろう。
しかし、遠距離にもかかわらず、日本との関係は深い。
最近では、サッカーのJリーグで多くの南アメリカからの選手の活躍をみることができる。
また、ペルーのフジモリ大統領もその一人であるが、多くの日系人が居住している。
貿易では、日本の鉄鉱石の総輸入量のおよそ四分の一はブラジルからのものであり、銅鉱ではチリが五分の一を占める。
そのほかコーヒーや大豆などの農産物でも、重要な輸入元である。
自然環境からみても結びつきがある。
南アメリカ大陸の西側のアンデス山脈は、日本列島と同じ環太平洋造山帯に属し、火山が多く、地震などの被害も共通である。
一九六〇年五月、チリ中部のコンセプシオン付近で起こった地震による津波が日本を襲い、三陸海岸で大きな被害を出したということもあった。